皆さん、こんにちは!
今回は「猫ちゃんはなぜ爪とぎをするのか」についてシェアいたします。
猫ちゃんを飼っている方は、よく爪とぎをしている光景を目にしますよね。
というか、壁を引っ掻いたりして結構困りますよね(^^;)
でも実は、猫ちゃんにとって爪とぎは欠かせないもので、
意味があることなのです。
その意味について、皆さんはご存じでしょうか?
猫ちゃんが爪とぎをする意味には大きく、「匂いをつけている」
「古い爪を剥している」「ストレスを解消している」の3つがあります。
まず「匂いをつけている」についてですが、
これは猫ちゃんの爪の周りに臭腺という分泌腺があります。
この臭腺から出る匂いや、足の裏に付着した匂いを自分のテリトリーにつけ、
ここは自分のテリトリーだと他の猫ちゃんや動物に主張しているわけです。
ちなみにオシッコも同じようにテリトリーを示すための行動です。
また、猫ちゃんが高い位置に爪とぎをすることもありますが、
これはより広い範囲に匂いをつけることで、
自分は大きい存在であるとアピールしているというわけなのです。
そして2つ目の「古い爪を剥している」についてですが、
猫ちゃんの爪の表面は薄い層になっているので、
古くなった薄い層を自分で剥して、鋭い爪を維持しています。
鋭利な爪を使って木を登ったり狩りするために不可欠なものですので、
野生の本能から爪とぎで爪の鋭さを保っているのです。
3つ目の「ストレスを発散している」は、そのままの通りです。
体の中で最も自由に動く部分が手ですから、
手を動かす、爪をとぐ行動によって、ストレスを解消しています。
また、興奮した時など情動がある時にも爪とぎで気分を落ち着かせています。
このように3つの理由から爪とぎをしているわけですが、
飼い主さんの中には、して欲しくない場所で爪とぎをして、
困っている方は多いと思います。
その解決策として、第一に爪切りが有効です。
室内飼いだとそもそも爪とぎでは不十分で伸びがちになるので、
定期的に爪切りをしてあげてください。
短くなれば傷もつきにくくなります。
大人になってからは少し難しいですが、
子猫ちゃんであれば爪とぎの場所を固定させることが可能です。
ショップなどに「爪とぎ板」が売られていますので、
猫ちゃんの前足を爪とぎ板にのせて優しく引っ掻くように動かしてあげると、
次第に“ここが爪とぎする場所だ”と覚えてくれます。
大人の猫ちゃんでも、よく爪とぎをしている場所に爪とぎ板を置くと、
板でしてくれることもあるので、ぜひ試してみてくださいね。
--------------------------------------------------------------------------
諒設計アーキテクトラーニングでは、
「猫、動物」に関する講座を多数ご用意しています。
講座の詳細については下記URL先でご覧ください。
→ https://www.designlearn.co.jp