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悪い姿勢が心にも悪影響を及ぼす

前回、悪い姿勢による健康被害について、

特に体への悪影響についてお話しましたが、

悪い姿勢は体だけでなく、心にも悪影響を及ぼします。

 

そこで今回は心への悪影響についてお話したいと思います。

 

なぜ、悪い姿勢が心に悪影響を及ぼすのか、、、

それには目線の向きが大きく関わっています。

 

行動心理学的にみると、人は晴れた気持ちや清々しい気持ちの時、

周りの景色をよく見たり空を見たりと視線が通常よりも上向きになります。

また、自分に自信がある時には胸を張って堂々とした態度をとります。

 

一方、気分が落ち込んでいる時には目線が下を向くようになります。

 

これらの行動に心当たりがある方は多いのではないでしょうか。

 

このように心の変化が体の動きに影響を与えるわけですが、

実は体の動きも心の変化に影響を与えるのです。

 

つまり、目線が上に向くと晴れた気持ちや清々しい気持ちになりやすく、

肩を狭めていると自分に自信がなくなっていき、

目線が下を向くと気分が落ち込みやすくなるわけです。

 

姿勢が悪いということは背中が丸くなり、視線が下に向いてしまいますよね。

ですから、姿勢が悪いと心に悪影響を及ぼしてしまうのです。

 

ここで1つ、面白い実験をご紹介します。

 

ニュージーランドのオークランド大学が行った実験なのですが、

この実験では軽度から中等度のうつ病がある人に対して、

姿勢によってどのように心に影響を与えるかを調べました。

 

被験者は61人で、全員が背中を丸める悪い姿勢をとる傾向にあったのですが、

半数をいつも通りの姿勢で座らせ、残りを背筋を伸ばして座らせました。

 

そして、その姿勢を保った状態で5分間のスピーチを行わせたところ、

明らかに背筋を伸ばして座っていたグループの方が、

スピーチが上手く、口数が増えて堂々と話したのです。

 

他にも行動と心との関係について

世界中でさまざまな実験が行われていますが、

何にせよ行動が心に影響するというのは実証されていることです。

 

背筋を伸ばして良い姿勢を心がけるだけで、

気分が前向きになっていきますので、

気分が落ちている、不安がある、緊張しているなど、

心が穏やかではない時には意識して背筋を伸ばし、

できるだけ目線を高く保つようにしてみてください。

 

割と早く効果を実感できると思いますよ(^^)

 
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