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枕の硬さは詰め物によってさまざま!詰め物ごとの特徴について

前回、「快適な枕選びのポイント」についてご紹介しました。

今回は引き続き、「枕の硬さと詰め物の特徴」についてお話します。

 

枕の硬さは、頭をのせた時に沈む程度は約20%が良いといわれていて、

40%以上になると頭の接触面積が増えて寝苦しくなってしまいます。

また、眠りの中枢が刺激され、目が覚めやすくなってしまうのです。

 

反対に柔らか過ぎる枕は寝た時の姿勢に安定性を欠き、

弾み過ぎる枕も寝返りを打つたびに筋肉を不安定に刺激して安眠を妨げます。

 

ですから、快眠のためには硬すぎず、柔らかすぎない枕を選ぶことが大切です。

枕の硬さは製品ごとに異なりますが、詰め物の種類によっても違ってきます。

 

枕の詰め物にはさまざまな種類がありますが、主なものとして

羽根・羽毛、そばから、ポリエステル、ウレタンフォームなどがあります。

 

羽根はフェザーといわれる硬い軸のある羽の部分で、

ゴツゴツと硬い質感が特徴です。

首や頭へのフィット感は他の素材と比べて劣ることが多いので、

快適性としては総じてそれほど高くありません。

 

羽毛はダウンといわれ、

鳥の羽の根元にあるタンポポの綿毛のようなものです。

かなりフワッとしていて頭が沈み込みやすいのが特徴です。

ふわふわの使用感は多くの人に好まれていますが、

中材が少ないとかなり頭が沈んでしまい、

寝た時の姿勢が安定になる場合もあるので注意が必要です。

 

そばからは日本の枕の代表的な詰め物素材で、

吸湿性がよく、独特のひんやりした感じがあります。

適当な硬さがあって熱気がこもらないので、爽やかな感触が楽しめます。

特にじめじめした日本の夏には最適の枕と言えます。

ただし、長く使用しているとそばがらが潰れて粉化してへたってきます。

 

ポリエステルは何千もの小さなふわふわした合成繊維の綿で、

優れたカサ高性と弾力性を特徴とする素材です。

繊維が切れにくいので綿ぼこりが発生しにくく、丸洗いも可能。

ただし、比較的柔らかく、頭が沈み込んでしまうことがあるので、

柔らかい感触を好む人にはおすすめでも硬い枕を好む人には不向きです。

 

ウレタンフォームは、機能性枕の素材として最近最も人気の高い素材です。

ウレタンフォームの中でも低反発ウレタンフォームが主流。

低反発とは、圧力を分散、吸収し、反発が小さいものをいいます。

反発が小さいために圧迫感がありません。

また、使う人の頭の形、首の形に合わせて変形してくれるので、

どこか1点に集中的に力が加わることがなく、こりの防止になります。

 

以上、枕の硬さと詰め物の特徴についてでした!

 

枕の高さも大事ですが、

快適性を追求するとフィット感やムレ感なども大切になってきます。

 

詰め物にはいろいろな素材がありますので、

店頭で触ってみたり、サンプルがあれば寝てみて使用感を確認し、

自分に合った枕を探してみてくださいね。

 
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