みなさん、こんばは!
今回は、磁器の種類のひとつである、
ボーンチャイナについて紹介したいと思います。
なかなか名前だけだと馴染みがない方もいると思いますが、
たとえばオシャレなお茶会の場で使われるティーカップなどは
ボーンチャイナから出来ていたりするので、
案外見たことはあるかもしれません。
ボーンチャイナは、耐久性のある、軽量かつエレガントな素材で、
プレート、ボウル、マグカップ、ティーカップなどの
テーブルウェアやティーウェアの製造に多く使用されています。
材料としては、陶土、陶石、
ボーンアッシュ(動物の骨から作られる灰)から作られます。
ボーンチャイナは、磁器や陶器の中でも最も耐久性に優れているとされていて、
日常的に使用するにも壊れにくく使いやすいのがメリットです。
この耐久性は、実は製品に含まれる骨灰の割合によって決まっていて、
伝統的な配合はカオリン25%、コーニッシュストーン25%、
ボーンアッシュ50%程度となります。
ボーンチャイナの製造業界では、
骨の含有率の最低値は30%以上とされています。
耐久性が良いだけでなく、豪華で貴重な素材であるボーンチャイナは、
世代を超えて受け継がれることで、
芸術的・歴史的な面からもより価値の高いものになります。
1セットあれば一家の自慢の食器になるというわけです。
他にもメリットとして、電子レンジやオーブンや食洗器にも対応できるので、
非常に扱いやすい食器であると言えます。
とはいえ、長く使う食器で、お客様向けに出す機会もあると思うので、
できるだけ丁寧に扱い、キレイな状態を保ちたいものです。
ポイントとして、頑固なシミ汚れには食器をホワイトビネガーに
3分間浸してから洗い、タオルで乾かすとキレイに落とせます。
マグカップについたコーヒーのシミや、お皿についたフォークの跡は、
洗い流して乾かす前に、重曹と水を混ぜて
ペースト状にしたものを食器にこすりつければ落とせます。
また、食器に傷がつくのを防ぐため、
布製の収納ケースに入れるか、重ねて収納する場合は
1枚1枚の間に布やティッシュペーパー、ナプキンなどを挟むと安心です。
以上、ボーンチャイナについてお話しました。
豪華な素材でできたボーンチャイナの食器は、
あるだけで存在感を醸し、食卓の見栄えが変わるものです。
気になる方はどんなセットや柄があるのか調べてみてくださいね。
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