みなさん、こんにちは!
前回、「壁と窓に講じる防音対策」についてお話しました。
隣人の生活音や声に悩まされている人は多いと思いますが、
自分の生活音や声が隣に漏れていることだってあります。
また、足音が下の階の人に聞こえていることもあります。
とはいえ、あまりに静かに暮らそうと意識しすぎると、
かえってストレスの原因になってしまいますよね。
今ではさまざまな防音グッズが販売されているので、
上手に活用すれば周りに迷惑をかけることなく、
自分自身も快適に過ごせるようになるはずです。
自分の声漏れや音漏れを防ぐためには、
前回の記事でご紹介した、壁に貼る「防音パネル」や「遮音シート」、
窓につける「遮音カーテン」、「遮音テープ」も効果的です。
これらのグッズは隣人の生活音や声も軽減してくれるので、
防音を考える上では積極的に取り入れたいものです。
しかし、このようなグッズは防音効果が高い反面、
音を吸収する吸音効果はさほど高くありません。
つまり隣人の騒音は防いでくれますが、自分の音を防ぐ効果は低いのです。
そのため、自分の音を防ぐためには、
吸音材を使用したパネルやシートなどを用いることが重要です。
自分の音漏れだけを防ぎたいという場合には、
壁に貼り付けるパネルであれば吸音材のものを使用し、
自分の音漏れと隣人の騒音の両方を防ぎたいという場合には、
防音材のパネルをまず壁に貼り、その上に吸音材のパネルを貼りましょう。
足音を軽減させるためには「床マット」が効果的です。
ラグやカーペットなどでもある程度、音や振動を軽減してくれますが、
防音性を考えるなら、専用の床マットを使用しましょう。
床マットにもさまざまな種類がありますが、
できればクッション性のある分厚めのものが良いと思います。
基本的には分厚いほど防音性が優れていますし、
クッション性があると転倒時の怪我予防にもなります。
特に小さな子供がいる家庭では、子供が飛び跳ねて遊んだり、
時に転んで頭をぶつけたりすることがありますので、
クッション性のあるマットを利用すれば安心です。
トラブルを避けるとともに、自身の生活の質を高めるために、
この機会に防音対策を行ってみてはいかがでしょうか。
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