みなさん、こんにちは!
突然ですが、自分の体で天気を予測できるという人を知っていたりしませんか?
関節炎の親戚で、膝が痛むと雨が降ってくることを知っている人や、
長年の友人で、嵐が近づくと頭痛がする人などです。
頭痛を持つ多くの人の中では、天候との関係がよく挙げられています。
しかし、天候の変化を頭痛で感じ取ることができる人がいるというのは、
実は科学的根拠があるのです。
実際にどれくらいの人が天気に関連した頭痛に悩まされているのか
正確に把握するのは難しいですが、
調査によると片頭痛に悩まされている人の60%以上が
自分は天気に敏感だと思っているそうです。
2015年、日本のある頭痛薬の毎日の売上高を収集した研究者は、
平均気圧が低下したときに売上高が大きくピークに達することを示しました。
これは悪天候の前によく起こることです。
しかし、なぜこのような頭痛が起こるのでしょうか?
ここには2つの作用機序があります。
1つは、顔の骨の中にある
4つの小さな空気の入った空洞である副鼻腔との関係です。
気圧が変化すると耳が痛くなるように、気圧の変化によって
副鼻腔の圧力のバランスが崩れ、炎症や痛みが生じます。
痛みの感じ方は、額の痛み、目の間や目の奥の痛み、
顔の痛み、頭の前や後に広がる頭痛など、
どの副鼻腔が影響を受けているかによって異なります。
どちらになりやすいかは頭の構造の違いによって異なります。
このタイプの頭痛が起こるもう一つの方法は、
気圧の変化が脳血管系(頭の中での血液の循環を管理している)の血流を
変化させることに関係しています。
血液は神経細胞にとって非常に有害であるため、
血液を脳から切り離すことが非常に重要です。
脳血管系の血管には、血管が広がりすぎると活性化する受容体があり、
何かが正しくないことを知らせる早期警告システムとして機能します。
この活性化を私たちは痛みとして認識します。
天候については、私たちにはどうすることもできません。
そのため、気圧調整された部屋に閉じこもる以外には、
外の天気が回復するまでの間、
鎮痛剤などで痛みを和らげるしかないでしょう。
ただし、何か一つのきっかけだけで頭痛が起こることは少なく、
気圧の変化が頭痛の原因になるとは限りません。
姿勢の悪さや、ストレスによる体の炎症が頭痛の原因になることもあります。
それに対しては、正しい姿勢をとり、ストレスを軽減することが、
頭痛の予防につながると考えられます。
水分補給と、必須ミネラルやビタミンを含む多様な食事を心がけ
引き金となる食べ物や飲み物を避けることも効果的です。
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