こんにちは!
睡眠は1日の約1/3を占め、心身を休めるために大切な時間ですが、
皆さんはご自身の睡眠について気を配っていますか?
睡眠に気を配っている方でも、
枕を重視しているという方はあまりいないのではないでしょうか。
ですが、枕は快眠のためにとても大切な寝具なのです。
そこで今回は快眠枕を探すための3つのポイントをご紹介したいと思います。
ポイントは、「大きさ」「高さ」「快適性」です。
1つ目の「大きさ」についてですが、
私たちは1晩寝ている間に20回近くも寝返りをしているので、
まずどんなに寝返りをうったとしても
頭から枕がズレないだけの大きさが必要になります。
また、枕は頭だけをのせるだけのものではなく、
後頭部から首筋にかけての全体で頭部を支え、
肩先までの保温が確保できることが必要条件です。
これらの条件を満たすためには、
横幅は約60センチ、奥行き約50センチが必要になりますので、
これくらいのサイズがある枕を選ぶことが大切です。
2つ目の「高さ」については、首がきっちり埋まる高さが理想です。
人間は2本の足で直立歩行をするために、
背骨が首から腰へかけてS字カーブを描いていますが、
このカーブを保持したまま力を抜いて立っている時が、
筋肉や血液の流れ、その他の器官に最も負担が少ない姿勢です。
寝ている時も、この姿勢のままが最も楽で負担がありません。
ところがこの姿勢のまま横になると、首と頭とに隙間ができてしまいます。
そこで、これを埋めるのが枕の本来の役目となります。
この隙間は背骨のS字カーブによって生じるものですから、
カーブに個人差があるようにこの隙間にも個人差があります。
当然、その違いは枕の高さの違いになりますので、
自分なりの隙間の高さを正確に測り、
そこをきっちり埋める枕がその人にとっての理想の高さとなります。
3つ目の「快適性」については、ご自身が快適と感じる枕かどうかです。
枕と頭との温度は、その間に存在する水分や水の量が関係しています。
寝ている間にかく汗の量は、1晩にコップ1杯といわれていますが、
この汗のうち、頭からの汗は茶さじ約2杯、3グラム程度です。
また、汗の量は外気温や湿度に左右されます。枕をしたときに快適と感じるのは、
皮膚との接触面との間につくられる気候(衣服内気候)との関係が大きく、
快適と感じるのは衣服内の温度が31~33℃、相対湿度が40~60%、
気流が10~40cm/毎秒といわれています。
少し難しい話になりましたが、
いずれにしても快適と感じる枕を選ぶことが重要となります。
以上、快適な枕選びの3つのポイントでした。
次回は「枕の硬さと詰め物の特徴」についてお話したいと思います。
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